どやっplay~ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ@ヤマハホール

20110527-036



というわけで、BPSS(ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ~勝手に略しました)を聴きに行った。




東日本大震災「被災者鎮魂コンサート」と銘打ってのコンサートだったが、たいそう素晴らしかった。


演奏曲目は

モーツァルト:ディヴェルティメント へ長調 KV138
モーツァルト:セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」
バーバー:弦楽のためのアダージョ 作品11
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナーデ ハ長調 作品48

アンコールが
バッハ:G線上のアリア
グリーク:作品名失念(ルベルク組曲から前奏曲)
バッハ:チェンバロ協奏曲


20110527-031



聞きしに勝るベルリン・フィルハーモニー管弦楽団から、BPSSのメンバーは、バイオリン7名、ビオラが2名、チェロが2名、コントラバスが1名、そしてチェンバロが1名の総勢13名。



もちろん生で聴くのは始めてである。演奏曲目は、ほとんどの人が一度はどこかで聴いたことがあるような有名な楽曲がほとんどである。有名な作品だからといって、生で聴いたことがあるか、と問われれば意外となかったりもするようなことも多々ある。特に、それほどコンサートに足繁く通うほどの身ではない自分にとっては。



特に、印象深かったのはチャイコフスキーの作品。以前「オー人事」というスタッフサービスのCMでよく流れていたメロディが出だしにある作品だが、13名という人数で奏でているとは思えないほどの大迫力。コントラバス奏者は1名しかいないのに、重低音がきっちりと響くのである。クラシック通のキアヌンによると、ベルリンフィルのホールは横長なので、ホールにあわせると重低音をかなり強めに響かせないと通りにくいらしく、それでコントラバスが1台しかなくてもあれだけの音を出せるのだろう、と。


20110527-031



なるほど、なるほど。



さらに、ストラディヴァリのバイオリンの音は女性的な音らしいのだが、BPSSが奏でるとかなりシャープで硬質な音になる。チャイコフスキー作品の2楽章はこれまた誰もが聴いたことはあるはずの有名なワルツだが、これなんかはもう少しねっとりしててもいいのかな、と思わなくもない。が、ベルリンフィルは質実剛健なのである(笑)。



ヤマハホールは去年改装したばかりということだが、座る場所を選ばない音響の素晴らしさも加わって、BPSSの奏でる弦楽器の音を心ゆくまで堪能。堪能という言葉はこういう時にこそ使うのね、と(笑)。



当たり前だが指揮者はいないのである。それなのに、12名の音だしから何から何までがぴたりとあうのである。ホールが小規模なので演奏者の息づかいも聞こえるのだが、全員の呼吸が見事にあっている。


20110527-031



「間」とか「呼吸」とか「丹田」とかいうのは、スポーツだけのことではないと改めて感じる。そして、音楽が素晴らしいのは言うまでもなく、舞台に登場する時、演奏が終わった時に見せる笑顔がたまらなくキュ~ト。特に、舞台の中央にいた一番小柄なスタンリー・ドッズ氏の表情の豊かなこと。



というわけで、アンコールが永遠に続けばいいのに、と思ったのでもありました。




<追>
アンコール前にバイオリン奏者のセバスティアン・ヘース氏が日本語で挨拶をしたのですが、とても流暢な日本語でした。「~しちゃって」という言い回しを知っていたりして、ひょっとしてガールフレンドか奥さんが日本人かしらん、と思ってしまいました。2年ごとに来日しているそうですが、また次回も聴いてみたいな、と思いました。


"どやっplay~ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ@ヤマハホール" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント